昭和62年生まれ。愛知県出身。 トチサガッのブログ担当。 住宅メーカー、会計事務所での経験を活かし、お家と土地探しをお金の面からサポートします。
北側接道の土地を買う際に考慮したい5つのポイントとは?
こんにちは。本日は北側接道の土地を買う時に注意したいポイントについてお話しします。
道路の接道の方角によって、メリット・デメリット、気を付けるポイントが違います。
チェックしておきましょう。
鈴木 貴博
CONTENTS.
ポイント1 用途地域
まず気にしたいのが用途地域です。
用途地域は、地域における住居の環境の保護または業務の利便の増進を図るために、市街地の類型に応じて建築を規制するべく指定する地域 at home https://www.google.co.jp/amp/s/www.athome.co.jp/amp/contents/words/term_430/
用途地域によって、その地域に建つ建物が変わってきます。
特に北側接道で気にしないといけないのは三階建て、高層マンションが南側に建つ可能性があるかです。
南側に高い建物が建ってしまうと、ただでさえ光が入りにくい北側の土地が全く光が当たらなくなってしまいます。
例えば、3階建ての建物の軒下は約9mになります。
採光を考えると、境界から9m建物を下げないといけなくなってしまいます。
しかし、そんなに南側にスペースを作るには土地の敷地がかなり広くないといけません。
そういった理由からも、北側接道の土地のお家には二階にリビングがあるケースが多いのです。
まずは希望の土地のエリアの用途地域をチェックしておきましょう!
ここに注意!
第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域以外の用途地域は3階建て以上の建物が建つ可能性があります。
ポイント2 周辺の環境
土地の周辺の環境もチェックしておきましょう。
チェックポイント
1.周りに建っている建物。何階建ての建物が建っているか
→周りの建物が古い場合は注意が必要です。
後々、3階建て以上の建物が建ってしまうかもしれません。
新築ばかりの場合は長期的に建て替えはないため、安心していいでしょう。
余談ですが、分譲地はそういった意味でも周りの環境が変わりにくいため安心できます。
→マンションが建っている
当然、後々マンションが建つ可能性があるわけです。
マンションが建つ計画がないかなどは不動産屋さんに聞いたり、近所に住んでいる人に聞いておく必要があります。
2.南側から何が見えるか
窓の配置や勝手口の位置も注意が必要です。
南側には何があるのか。
プライバシーを確保するためにも、南側の家や建物の窓の位置やお庭の状況などもチェックが必要です。
チェックした上で、間取りや外構(エクステリア)でカバーできる部分があります。
これは、ハウスメーカーさんや工務店さんにあらかじめ伝えておきましょう。
意外とデリケートな部分は設計士さんも気づいていない可能性もなきにしもあらずです。
やはり、一番気にしているのは住む人です。プロだからと安心せずに言っていきましょう。
ポイント3 駐車計画
北側の土地は、先程言ったように、採光のためにも、南側をある程度空けなければいけません。
そこでポイントになるのが、駐車計画です。
何台停めたいのか、どんな大きさの車を停めるのかによって変わってきます。
ポイント4 間取り
そして、最も大事なのは、自分たちの住みたい間取りや広さです。
希望の間取りや住まい方がこの土地で叶うのか。
そこをチェックしていくことが大事です。
北側接道の場合は特にLDKを二階にしなければならないなど、制約が出てくる場合もあります。
制約が許容できるのかを家族で話し合って決めていきましょう。
ポイント5 メリットも一杯!
今までは、注意点ばかりお伝えしていましたが、北側接道にもメリットがあります。
メリット1 外観がかっこよくなる
北側にLDKがこない分、実は、かっこいい外観が作りやすくなります。
メリット2 価格交渉しやすい
南側接道に比べて注意点が多い分、人気が下がります。
人気がないということは、価格交渉がしやすいということです。
条件が悪ければ悪い程、売主さんも不安になります。
ある程度は強気に交渉ができる可能性が高くなります。
メリット3 南側を有効活用できる!
北側が必然的に、玄関になるため南側が庭として有効活用できます。
目隠しフェンスなどを有効的に使えば、プライベートなお庭もできます。
また、玄関がない分、南側を前面にLDKに配置できるため、広々としたLDKも作れる可能性もあります!
意外と、メリットも多い北側接道です。
まとめ
以上、北側接道の土地を買う時のポイントでした。
安易に買わずに、チェックポイントを押さえた上で契約していきましょう。